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現在進行中の案件で雑居ビルのワンフロアを民泊用簡易宿所へ用途変更する案件があります。

簡易宿所で2段ベットを設ける場合には保健所的観点での許可(旅館業法)には、天井の高さが大切なポイントになります。これに対して建築面での簡易宿所(ホテル・旅館)への用途変更の場合には天井の高さはあまり問題にはなりません。

簡易宿所での2段ベットの原則論

旅館業法は2段ベットを設ける場合の天井の高さについては直接規定していませんので、天井の高さは各自治体の規則や指導要綱で定められている場合が多いです。

もっとも、各自治体の指導要綱や規則のもとになっているであろう「旅館業における衛生管理要領」には以下のように定められています。

第2、1、(9)

階層式寝台をおく天井は、床面よりおおむね2.5m以上の高さを有すること。

この衛生管理要領がもとになり、多くの自治体では床面から天井までの高さを2.5m以上と定めています。なかには2.3m以上なんて自治体もありますが、2.5m以上の確保が一定の基準となっています。

もっとも、2段ベットを使用しない場合には天井の高さは関係ありません。したがって、2段ベット運用の簡易宿所物件をお考えの場合には天井の高さも見逃せないポイントになります。

ちなみに、東京23区では僕の知る限り階層式寝台は2層まで(2段ベットまで)がほとんどです。

天井に梁がある場合

意外と多いのが天井部分に梁がある物件です。壁際に梁があるぐらいであれば問題ありませんが、フロアの中心部や各所に梁りがある物件では注意が必要です。

この場合には、床から梁部分までの高さで2.5m以上あれば問題ありませんが、そんな物件もなかなかありません。大抵は、梁部分のせいで2.5mの確保ができなくなります

では、そんな場合はどうするか?

梁部分の下だけ1段ベットにするのもありでしょうし、梁部分の下にはベットを配置せず通路にしてもいいでしょう。ただ、梁部分を通路にする場合は、梁部分の先には大抵柱がありますので要注意です。

梁部分の2段ベットにかかる割合が半分以下であれば、保健所と交渉してみるのが一番いい方法です。梁が少し2段ベットにかかるぐらいであれば、OKがでる場合が多いです。

天井の高さに関しては物件を借りてしまってからでは遅いので、調査段階でしっかり把握しておく必要があります。

この記事を書いたのは民泊実務集団TEAM NanatsuBaです

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冬木 洋二朗

冬木 洋二朗

代表・行政書士Team NanatsuBa
民泊実務集団TEAM NanatsuBa代表。 行政書士。 適法・合法な民泊運営の為の各種許可申請代行を専門家チームで行っております。これまで、上場企業から個人投資家まで多くの方とご一緒にお仕事をさせていただきました。2014年から、当ブログで情報発信をしています。