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前回(簡易宿所と旅館の大きな違い~①宿泊定員編~)の続きです。

簡易宿所と旅館業の大きな違いの第2回目ですね。

今日は、客室の数や広さについて。

客室数や広さも前回の宿泊者の収容方法に続き、実際に簡易宿所や旅館業の施設を作っていくにあたりとても大切な部分となります。

客室数

客室数については、旅館は5室以上改正の動きがあります:2017年4月時点)必要ですが、簡易宿所については1室以上でOKです。

客室の定義について旅館業法ははっきりと規定していませんが、自治体では壁・ふすま・板戸等で区画された部分のことという解釈が多いです。

旅館業における衛生管理要領によると、客室とは共用部分を除いた部分ということですので、区画基準で考えておいて間違いないはずです。

こういった客室数に関する制約というのは意外とやっかいです。

後程触れますが旅館業法では客室の最低面積というものが決まっておりますので、狭小地なんかで旅館の新築プランを考える場合にはこの客室5室以上確保という制約が非常に足をひっぱることになります。一室の最低床面積を確保したうえでの客室数の確保ですから、それなりの広さと高さは必要となります。

感覚的には、土地が100㎡程度はないと旅館形態としての宿泊施設は難しいです。

簡易宿所では旅館業のような部屋貸しスタイルが基本的にはできませんので、小規模施設における部屋貸しスタイルというのはこれらの事情によって現行法上は無理となってしまいます。

客室の面積

客室の面積は旅館の場合には7㎡以上、簡易宿所の場合は3㎡以上が必要です。ここで、少しややこしいのは簡易宿所の場合には一客室の面積という概念とは別に、客室の延床面積という概念があることです。客室面積全部足して、いくらという基準です。

それが基本的には33㎡以上となります。客室全部足して33㎡以上ないと簡易宿所の許可が取得できないということです。

もっともこれには例外がありまして、収容定員が10人未満の施設の場合にはそれにともなって延床面積が変動します。計算式が以下。

宿泊定員×3.3㎡

例えば、宿泊定員が5人であれば客室の延床面積は5人×3.3㎡=16.5㎡以上必要となります。客室面積全部足して、16.5㎡以上は確保してくださいということです。

ちなみに、客室の窓面積算定に使う有効床面積という概念はまた、別の概念になります。

とりあえず、ここでの延床面積とは客室全部足した面積と考えておけば問題ありません。

これに対して旅館業では最低客室数が5部屋と決まっているので、簡易宿所のような客室延床面積という規定はありません。

面積の算定は内法で行います。建築図面は壁芯算定で作られてますので、内法にした場合には面積が足りなくなる場合があるので注意が必要です。

まとめ

簡易宿所と旅館業については①客室の違い②客室床面積の違い、この2点を押さえておけば大きく方向性を間違うことはないかと思います。

この記事を書いたのは民泊実務集団TEAM NanatsuBaです

簡易宿所・旅館業・特区民泊許可取得の為の施設設計・デザイン・施工・各種許可申請を行政書士・建築士をはじめとした専門家チームで行います。行政書士・建築士・不動産会社・工事施工会社等、宿泊業のプロフェッショナルが物件紹介から施工までワンストップでサポートします。詳細はこちらから。

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冬木 洋二朗

冬木 洋二朗

代表・行政書士Team NanatsuBa
民泊実務集団TEAM NanatsuBa代表。 行政書士。 適法・合法な民泊運営の為の各種許可申請代行を専門家チームで行っております。これまで、上場企業から個人投資家まで多くの方とご一緒にお仕事をさせていただきました。2014年から、当ブログで情報発信をしています。