引き続き大田区特区民泊の記事でございます。本日は、近隣周知書面をポスティング投函し、町内会長に挨拶をし、防災屋さんの現調している片隅でせっせと部屋の寸法と部屋の現調をしてきました。
近隣周知は大変なのです

特区民泊に限りませんが、近隣への周知書面の配布とその対応は誰しもが嫌がるものでしょう。弊所も、近隣住民への対応は通常の特区民泊申請とは別の、プラス業務として受注しております。
だって・・どんな住人が近隣にいるかわからないじゃないですか・・・あんな人や、こんな人がいたらどうしようと思うわけです。
誰でも避けたいですよね。
ただ!・・・そんな嫌な事でもできてしまうのが「仕事」というマジックワードなのです。
近隣周知の2つのポイント

近隣周知のポイントは2つあります。
1つ目は、定まっている範囲より広めの範囲を対象とするということ。
周知範囲を広めに見ておけば、後々周知範囲が足りていなかった・・なんて事は避けられます。そんな事態になったら再周知となり、結果、オープン日が伸びてしまいますから結構大変です。
2つ目は、なるべく手渡しで話しをしながら渡す、ということ。
チラシをポスティングして、はい!終わり!というのはポスティングの際は非常に楽ですが、後々面倒なことになります(経験ありw)。やっぱり、ある日突然なんだかよくわからない「拝啓、近隣の方へ、民泊やりますのでよろしく」なんてチラシがポスティングされたら誰だって不安になります。
それでなくても民泊に対するイメージはネガティブなものを持っている方も多いのが事実。
なので、そこはやっぱり顔を見て、自分の立場を明かしたうえで、手渡しでチラシを渡すのがいいわけです。顔を見て話せば悪い人はいない説です。
近隣の方の安心を第一に考える

本日は、20件ほどポスティングしましたが、人がいそうな気配の家には声掛けさせてもらって、民泊の説明してきました。皆さん、「うん、うん」としっかりと聞いてくださいました。
で、町内会長さんのとこにも行って、がっつりお話しをして来ました。
やっぱり、自分たちの生活圏にいきなり外国人のゲストが出入りしていたら誰でも不安になりますから。
あそこの建物はああいう建物なんだと、認識してもらえれば良いわけです。「あいつは、残業しないで定時になると帰るやつだから」的な感じに思っていただければ良いわけです。
連絡先がしっかりと周知されていて、町内会長さんとも顔見知りになっておけば、皆さん安心なのです。
安心感が大切です。
さて、2週間の周知期間。なにか動きがあるでしょうか。
本日の要点をまとめますと
①近隣周知範囲はできるだけ広めで捉えましょう。
②近隣周知はできるだけ、対面で笑顔で行ないましょう。
民泊と近隣問題は密接に関係しますので、これからは、近隣周知をデフォルトで要求してくる自治体は増えてくるはずです。
周知・・大事ですね。ほんとに。
冬木 洋二朗
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