大田区の案件が立て続けに、2件きています。
どっちも羽田地域で、旅館営業と特区民泊の許可を取得してほしいというもの。
東京だとイマイチ振るわない感がある大田区の特区民泊ですが、実際どうなのでしょう。
立地としてはどうか
大田区の羽田という地域は、羽田空港の真横にありますので、羽田空港利用者がメインターゲットになります。
駅でいえば、京浜急行電鉄空港線の大鳥居駅と穴守稲荷駅が羽田地域にあります。これらの駅は羽田空港の国際線ターミナルから2駅です。
電車なら5分、タクシーでも10分以内で宿まで到着するでしょう。
この、羽田空港からのアクセスの良さがこの地域の最大の武器だと思います。民泊をやるえうで、空港へのアクセスの良さは非常に大切です。
大鳥居駅前にも東横インが2棟並んで建っていました。
電車以外の移動手段も大切
タクシーやバスといった電車以外の選択肢の多さも大切です。埼玉にあります私がやっている民泊施設にも、成田空港からバスでくるゲストはとても多いです。
大荷物をもって電車移動はなかなかきついです。
その点でも、電車以外の移動手段の選択肢が豊富なのは強みになります。羽田地域は羽田空港からタクシーで10分程度ですので、強力なアドバンテージをもっています。
特に、LCCを利用して日本に来るインバウンド客、アジア圏のゲストにはありがたいですね。早朝の時間や、夜遅い時間帯のチェックインは対応できない宿も多くありますから。
うちの民泊施設もチェックインは20:00までです。以前に、LCC経由で羽田からうちの施設に泊まりたいと問い合わせがありましたが、チェックイン時間が23:00頃になってしまうとのことでしたのでお断りしました。
あとは、リスティングの作り方や料金設定、部屋の作り方が大切です。これらは、ソフトの部分ですので、どうにでもなるかと思います。
ただ、実際のリスティングを見ているとなかなか苦戦している民泊施設もあるみたいですので、はじめる前にはしっかりとしたデータを取得することをお勧めします。
冬木 洋二朗
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