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福岡市議会で旅館業法施行条例の一部改正案が平成28年9月20日に議決されました。

この議決を受け福岡市では平成28年12月1日より、改正旅館業法施行条例が施行されます。

よって、福岡市での旅館業法上の許可は今年の12月1日よりこの改正案の内容が反映されたものになります。

意見募集時の案をそのまま反映

今回の改正は以前の記事でもとりあげました福岡市が行った意見募集の結果という形となります。その時の記事はこちらから。

それが、議会で議決され今年の12月から施行されます。

改正案の詳しい内容については、福岡市が簡易宿所での玄関帳場を不要とする改正のための意見募集をしていますが詳しいですので参考にしてください。

新旧条文比較

今回の改正案はそれを見ただけでは全くピンとこないと思いますので、一番気になる玄関帳場周りの改正だけ新旧の条文を比較してみました。

メインは簡易宿所の要件を定めている旅館業法施行条例の第5条の部分になります。

第5条 政令第1条第3項第7号に規定する簡易宿所営業の施設の構造設備の基準は,次のとおりとする。

(1) 第3条第3号から第9号まで及び前条第2号に掲げる基準

(2) 適当な規模の玄関及び帳場を有すること。

(3) 一の客室の床面積は,4.5平方メートル以上であること。

(4) 階層式寝台を有する場合は,当該階層式寝台が次に掲げる要件を満たすものであること。

 階層数は,2層までであること。

 寝台の長さは1.8メートル以上であり,かつ,幅は0.9メートル以上であること。

これが、改正後は以下のようになります。赤字部分が改正によって修正されたり、追加されたりした部分です。

第5条 政令第1条第3項第7号に規定する簡易宿所営業の施設の構造設備の基準は,次のとおりとする。
(1) 第3条第4号から第9号まで(第6号オを除く。)及び前条第2号に掲げる基準
(2) 適当な規模の玄関及び帳場を有すること。ただし,宿泊者の定員が10人未満の施設であって,健全な営業形態及び宿泊者の安全の確保に関し規則で定める要件を満たすものについては,適当な規模の玄関を有するこ と。
(3) 前号の帳場を有する場合にあっては,当該帳場が,宿泊者等の出入りを容易に確認することができる位置に設けられていること。
(4) 一の客室の床面積は,4.5平方メートル以上であること。 ただし,宿泊者の定員が10人未満の施設については,この限りでない。
(5) 共同浴室に1.6平方メートル以上の面積を有する脱衣室が付設されていること。ただし、前号ただし書に規定する施設に該当する場合にあっては,適当な広さを有する脱衣室が付設されていること。
(6) 階層式寝台を有する場合は,当該階層式寝台が次に掲げる要件を満たすものであること。
ア 階層数は,2層までであること。
イ 寝台の長さは1.8メートル以上であり,かつ,幅は0.9メートル以上であること。

改正のポイントは定員10人未満であれば帳場は不要で、一客室の床面積も緩和され、脱衣所の規定も緩和している部分です。今回の改正で福岡市では定員が10人未満の簡易宿所であれば営業許可は確実に取得しやすくなっています。

まとめ

京都でも帳場が不要となる一定の場合がありますが、それに次いで福岡市でも今後は10人未満の簡易宿所がけっこう増えるのではないでしょうか。

もっとも、帳場が不要と言っても全く不要というわけではなく、施設の近隣に管理事務所として機能するような場所は必要になりますので注意が必要です。

ここらへんは、規則以下の規定によって今後決まっていくと思われます。

この記事を書いたのは民泊実務集団TEAM NanatsuBaです

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冬木 洋二朗

冬木 洋二朗

代表・行政書士Team NanatsuBa
民泊実務集団TEAM NanatsuBa代表。 行政書士。 適法・合法な民泊運営の為の各種許可申請代行を専門家チームで行っております。これまで、上場企業から個人投資家まで多くの方とご一緒にお仕事をさせていただきました。2014年から、当ブログで情報発信をしています。